分からん・・・。

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!

凄く柔らかくて好きなので3回ほど読んだが、結局"TOC全体最適"?"TOC全体最適"?なんかすっきりしない。結局「ザ・ゴール」、「ザ・ゴール2」、「クリティカル・チェーン」をダイアグラム&解説化しただけな感じなんだよな。だったら、個々のソリューションを命名して詳細なプロセスステップを提示してもらった方が割り切りが良いよね?つまり、企業の問題は全て網羅され、解決法も分かってます。それぞれの分野ではこうやって取り組んでね。って書いてあるだけで、新たな問題が発生したときのアプローチについてはちょっと説明不足な感じ・・・。本の題名が不適切な気がします。TOCによる企業改善。っていうほうが一致してる。うーん、まぁ、この構成になった理由は分からなくは無いが・・・。
そもそもTOCはシステムを支配する制約を発見し、コントロールして行くこと。逆に言うと、システム全体の改善は部分部分の不全を解決して行く物ではなくて、根本の制約だけを改善することで解決する。という考え方なんだろうけど・・・。
それと全体最適と言う言葉の印象か似すぎていて誤解を招く印象がある。


でもな〜、文献が簡単な物ばかりを読んでいるからだけど、なんか物足りない感があるんだよね。逆に品質工学はちょっとのぼせそうなほど難しく。(つか従来科学とちょっと乖離してる)でもその繊細な部分が、環境変化には付いていけない感もあるのも確かなんだよね。簡単すぎるのもダメで、難しすぎるのもダメ。なかなか難しいですなぁ・・・。