正直、猛烈に感動している

クリアしたよ。 >> アルトネリコ

最高だった。ローグよりはるかに良かった。これほど愛しいのも珍しい。
だから、ここにその感動を記したいと思う。ただ、感動を書くと話の筋がめちゃくちゃになると思うが・・・。


まず、非常に繊細に構成されていた。なんつーか、力業でないんだよ。スーパーカーでぶっ飛ばすのではなくて、プリウスで快適に乗る。って感じ。確かに速くはないし、カッコよくもない。でもその作りの良さに感動する。そんな感じだ。


ギャルゲー的要素があることを無理に肯定はしないし、それが嫌な人はいるだろう。ただ俺はOKだからラッキーだった。だって楽しいんだから良いじゃん!?ってのにそれ以上の詮索はいらないだろ?


アマゾンとかで詩々とさわがれていたが、俺的にはパッとしなかったんだよね。民族音楽的な雰囲気と日本語として拾いにくいボーカルだったから、詩というより、音としてしか耳が反応してなかったんだね。でも、ラストの曲はヒロイン3人によるハーモニーでちゃんと日本語として聞ける詩で、最高に良い曲だった。(サントラ買いそう・・・)キタヨ・・・。


悪のりの部分も楽しかった。
セーラー服、スク水、裸Yシャツなんてノリノリ♪美少女変身ヒーローものだって網羅ですよ。もう、めちゃくちゃ(笑)。
塔の管理者も実はヒロインの一人で、典型的な"ツンデレ"。
はじめは命令口調なんだけど、親しくなってくると「正直、千数百年管理者をやっているけど、そろそろ変わってほしいわ・・・」ってぶっちゃけたり(笑)
ヒロインのキャラの作り方もうまかったなぁ。(脇役はちょっと・・・)


そこで、またいつもの悪い癖だけど「俺ならつくれるか?」を考えてしまいました。
(もちろん否なんだけど・・・)
で、なにがもっとも出来ないかというと、こんな風にうまく詩をつかうこと。大ボス戦でボーカル曲がつかわれたりするんだよね。これがすげぇかっこいいんだよね。うん新しかったよ。
また、そのほかに配置されている詩も雰囲気にあったものばかりで、選曲のセンスの良さに感動しました。
たぶん、俺にはこの芸術的な作業は全く出来ないと思う。絵は多少うまかったつもりだけど、音楽的なセンスは不要と思ってきたから、まったく訓練しなかったんだよね。今思うとすごくもったいない。おれも本当はピアノの練習したい。もうコンピュータの勉強ばかりしなくちゃいけないから、「あ"〜!!」ってなる。コンピュータの方が残念ながら俺的にも世間的にも優先順が高いから、音楽的な練習をさけちゃうんだよね。(苦手意識もないわけでないしね。)
人間にとって音や歌はどれくらい原始的な芸術なんだろうか?絵画より原始的ではないかと思うんだよね。だってその理由は簡単だ、俺は自転車に乗っていたって機嫌が良いときは鼻唄を歌ったりするからね。きっと音によって、絵によって、言葉によってって言う順番で、多分、俺達は通じ合ってきたんだ。
あ〜、いま俺の学んでいる技術は感動をあたえられるだろうか?喜びをあたえられるだろうか?ダメだろうなぁ(w)。たぶん俺(達)の学んでいるものの先にあるのは感動でなくて便利なんだろうな。ちょっとさみしい。できれば俺も人の心を揺さぶってみたかったです。